天童商工会議所(山形県)は5月19日、アイフォン・アイパッドで楽しめる縦横6マスの将棋アプリ「66(ろくろく)将棋」を同所で披露した。コロナ対策のため、職員が互いの距離を取って実演した。
「66将棋」は、将棋駒の生産量日本一である天童市を「将棋の聖地」とする「コマノミクス」事業の一環として、2年前に大学教員と共同で開発。縦横9マスで戦う通常の将棋よりも短時間で勝敗がつき、初心者でも気軽に楽しめる。
「66将棋」の大会も開いており、参加者からは、アプリ化を望む声があったため、京都府のアプリ製作会社「STUDIO SHIN」に依頼。同所の事業に賛同し、同社は特別会員となってアプリの製作に協力した。
2人で一つの画面を挟んだ対局もできるが、近距離無線通信「ブルートゥース」を使えば2台の端末で通常10メートルほど離れて対局が可能だという。
アプリを利用した人からは「駒を動かせる場所を色で示してくれるので初心者でもやりやすく、ルールも学べる」という反響が届いている。
同所の大内久幸さんは「将棋を指したことがない人でもアプリで気軽に楽しめると思う。コロナ収束後に天童市を訪れ、本物の駒を手に取ってほしい」とアピールする。
「66将棋アプリ」は、無料で配信中。ダウンロードはこちら(iOSのみ)。
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