八女商工会議所(福岡県)は1日から、八女地域の名物、イノシシ肉料理を参加店で味わえるグルメイベント、「八女ジビエマンス」を開催している。今年で6回目となる同イベントには八女と久留米地域の飲食店15店が参加。定番の鍋料理「ボタン鍋」をはじめ、「ジビエ焼肉」「猪肉ベーコンのカルボナーラ」「イノシシロースカツ」「いのししチャーシュー麺」など、各店が趣向を凝らしたオリジナルメニューを用意している。
八女では、もとは畑を荒らす害獣として駆除されていたイノシシ。これを地域資源として活用しようと平成23年、同所がプロジェクトを立ち上げ、以来ご当地グルメとしてイノシシ肉料理をPRしてきた。同イベントはその一環。
ジビエとはシカ、イノシシ、野ウサギなど野生鳥獣の食肉で、欧州では伝統的な食材だ。「観光客にも好評で食べ歩きを楽しむ人も出てきた。多くの料理を楽しんでもらうため、2週間の期間を昨年から1カ月にした」と同所。八女の旬の味覚をぜひ堪能してほしいという。期間は28日まで。
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