彦根商工会議所(滋賀県)は3月24日、同所で第1回彦根オープンガバメント会議「彦根オープン会議 地域の課題を考える」を開催した。これは、市民参加の下に地域政策を考え地域活性化につなげようというもので、その第一歩として地域が抱える問題を学習しようと開催された。当日は、企業経営者やNPO、行政、議員など85人が参加した。
会議は2部構成で、第1部では環境・CSRコンサルティングを手掛けるイースクエア共同創業者のピーター・D・ピーダーセン氏が登壇。「市民参加のオープンガバメント」をテーマに講演を行った。第2部では同所の小出英樹会頭とピーダーセン氏をコーディネーターに、彦根市の川嶋恒紹副市長や専門家ら4人のパネラーによるパネルディスカッションを実施。「文化財の保存と活用」「教育イノベーション」をテーマに討論が行われた。
会議終了後、参加者からは、「商工会議所がこういう会議を実施しているとは思わなかった」「もっと意見交換がしたい」「取り組みを続けてほしい」などの声が聞かれた。同所は、「地域活性化支援を進めるにはまず市民が盛り上がらなければと、会頭が音頭を取り半年前からこうした機会を設けるべく検討していた。大変好評で、今後も継続していく予定」と話している。
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