平戸商工会議所(長崎県)が事務局を務めるひらど軽トラ市実行委員会は3月25日、「ひらど軽トラ市」を開催した。地元業者が軽トラックや軽ワゴン車の店を出し、水産加工品や雑貨などを販売。平戸市中心部の木引田、宮の町の両商店街で初めて開催された。今後、毎月第4日曜日に実施する。
同市の中心市街地は、少子高齢化による人口減少や郊外への大型店の出店の影響などにより、厳しい経営状態が続いている。そこで商店街のにぎわい創出と1次・2次・3次産業の連携による地元産品の消費拡大を目的に、軽トラ市を開始した。
3月の開催では20事業者が出店。普段は人通りが少ない日曜日の午前中に、軽トラ市を目当てに多くの人が商店街を訪れた。4月の出店事業者数は3月より増え、22事業者を予定している。
同所は生鮮品の出店を増やすため、地元の漁業協同組合や農業協同組合に働き掛けを行っている。「一時的な盛り上がりを目指すのではなく、市民への定着を目指したい」と今後の展望を話している。
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