射水商工会議所(富山県)は3月1日、射水市新湊(しんみなと)地区の歴史と文化を紹介する冊子「新湊・潟&港さんぽ」を発行した。同冊子は、平成27年8月に第1号が発行され、今回で4号目だ。
富山湾沿岸の新湊地区は古くから人口と産業の集積地として栄え、寺社も多く歴史的景観を残すまち。毎年10月には勇壮な13本の曳山(ひきやま=山車)がまちを練り歩く「放生津(ほうじょうづ)曳山祭り」が行われる。こうした歴史を風化させず継承するとともに地域資源としてPRし観光誘客につなげようと、同所は冊子発行を続けている。
第1号は寺社、第2号は街道、第3号は曳山がテーマ。今回は、昭和43年開港の富山新港が50周年を迎えるのを記念して、富山新港の歴史を紹介している。古い写真や詳しい解説が掲載され、読み応えのある内容だ。
冊子の発刊後には毎回掲載場所を巡る1日ツアーを開催しており、今回は、3月3日に新湊弁財天や県営渡船「越ノ潟(こしのがた)フェリー」など富山新港ゆかりの地を見学した。冊子はA5判、28ページで、6千部作成。同所や市内の観光施設などで無料配布している。
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