政府は12月8日、北海道千歳市で「地域しごと創生会議」の第2回会合を開催し、高向巖日本商工会議所副会頭(札幌・会頭)、石破茂地方創生担当大臣らが出席した。
会議では、地域の魅力のブランド化について議論。地域の観光振興のかじ取り役となる組織「DMO(Destination Management/Marketing Organization)」について、北海道で観光振興に取り組む事業者などからの事例発表や、地産外商に取り組む地域商社の事業活動の説明などをもとに、参加者で意見交換を行った。
高向副会頭は、「地域を再生・再構築するためには、それを担う人材が重要」と述べ、地域から旅立ってしまった若者を地域に戻していくための体制づくりの必要性を強調した。
石破大臣はDMOと地域産品の市場開拓を担う地域商社を全国100カ所に設立する方針を表明。DMOと地域商社の機能充実に向けた三本の矢である「情報」「人」「財政」の3点について、今後具体的な支援策を検討する考えを示した。
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