八幡浜商工会議所(愛媛県)はこのほど、「八幡浜雑魚出世街道プロジェクト」を立ち上げ、地元で水揚げされる約200種の雑魚の中から48種を選んで「ZAKO48(ザコフォーティーエイト)一覧表」を作成。これまであまり地元でも食べてこられなかった魚の魅力を伝え、安定した値が付く魚に押し上げることなどを目的に、積極的なPRを行っている。
一覧表では、「イケメン」「美少女」「きもかわいい」「バイオレンス」の4チームに分類し、名称や写真とともに、その魚の特徴も掲載。「美少女」チーム所属の「ホウボウ」は、「大きいものは高値で取引されるが小さいものは雑魚扱い」、「バイオレンス」チーム所属の「アンコウ」は、「冬と夏では価格差が10倍以上? 年中注目魚になりたい?」など、ユーモアあふれる内容が記載されている。
また、同地域で11月20日まで約8カ月にわたって開催している「えひめいやしの南予博2016」にあわせて、ホームページなどから幅広く投票できる「ZAKO48総選挙」も予定。マイナー魚の「雑魚からの卒業」を目指す。同所は、「みなさんの力で、雑魚と八幡浜がメジャーデビューできるよう、応援してほしい」と話し、地域でも注目されにくい魚を全国的に出世させ、地域活性化の一環にしたいと意気込みを見せている。
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