川口商工会議所(埼玉県)は3月29日、埼玉りそな銀行、武蔵野銀行、川口信用金庫、青木信用金庫の4金融機関との「連携・協力に関する協定書」を締結。同日、調印式を実施した。同協定は、各金融機関との相互協力により、双方が持つ企業支援のノウハウや資源を相互に活用し、中小企業や小規模事業者の持続的発展と、地域経済の活性化を図ることを目的としている。
同所は、すでにこれら4金融機関と中小企業支援(創業、販路開拓、金融)に関する業務協力、商工会議所会員向け融資に関する業務提携を結んでいるが、今回の協定には、「経営発達支援計画(平成27年11月認定)」に基づく小規模事業者支援などを新たに盛り込んだ。今後は、支援事業者の掘り起し、セミナーの共催や事業計画の策定支援などを行うほか、定期的な担当者連絡会議や各機関職員によるプロジェクト型勉強会、合同職員研修会などを開催し、機能的な実施体制の強化を図る。
同所の児玉洋介会頭は、「今回の協定により、複雑・多様化する地元中小企業の経営課題への迅速かつ的確な対応を図る。販路開拓に役立つ補助金申請の支援や川口の優れた製品をメディアに売り込む活動に一層取り組む」と抱負を述べた。
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