小城商工会議所(佐賀県)は、商工業や地域の発展に著しく貢献した事業所を表彰する「小城の輝き!良か事業所(よかところ)」の2020年度表彰企業を決定し、6月1日、小城市内で開催した議員総会で表彰式を行った。同事業は会員事業所の経営意欲を高め、後継者を育てて地域経済の活性化を図ることを目的に18年、同所創立70周年記念事業として創設、今回で3回目となる。
長きにわたり事業を継続している事業所を表彰する「創業部門」、新規事業を展開する事業所を表彰する「チャレンジ部門」、小城をより良くしようと頑張る事業者を表彰する「地域貢献部門」の3部門から成り、今回はそれぞれ橘屋八頭司羊羹本舗(やとうじようかんほんぽ)、古賀木材センター(建設業)、開泉閣(温泉宿)が決定した。
橘屋八頭司羊羹本舗は創業100余年の老舗。伝統的な「小城羊羹」をはじめ原料にこだわったようかんをつくり続けている。2代目代表は同所女性会の創立メンバーでもあり、女性経営者のリーダー的存在として長年活躍してきた。
古賀木材センターは、木材の加工と販売から始まり、現在は環境に配慮した住宅建設や不動産業を展開。本社社屋内に雑貨屋を併設するなど新事業に意欲的だ。
開泉閣は保養所として親しまれてきた小城唯一の温泉宿。外国人材を積極的に採用し、海外誘客に力を入れるほか、無料の休憩施設を提供するなど地域に貢献している。
表彰式では、村岡安廣会頭から各社の代表者へ賞状と副賞5万円が贈られた。
最新号を紙面で読める!