柏崎商工会議所(新潟県)は6月20日、柏崎信用金庫と「企業支援連携・協力に関する覚書」の締結式を開催した。覚書は、柏崎の地域プラットフォーム「かしわざき広域ビジネス応援ネットワーク」の代表支援機関である柏崎信用金庫と構成支援機関の同所が、国の小規模事業者支援政策の方針に沿って支援力強化と、同所の経営発達支援計画の効果的な実行を図るために結んだものだ。
同ネットワークでは、平成25年12月の発足以来、販路開拓や事業承継などのセミナーや商談会を連携して行ってきた。27年4月には同市が産業競争力強化法に基づく創業支援認定自治体になったことを機に、創業希望者支援を目的とした「柏崎社長のたまご塾」を同信用金庫が主管し、創業相談窓口を同所ならびに域内商工会が主管し連携支援を行っている。同所は27年7月、「経営発達支援計画」の認定を受け、小規模事業者の持続的発展に向けた従来以上の伴走型支援とその達成のための支援機関との連携が求められていた。
同ネットワークの支援力強化と同所の経営発達支援計画の効果的な実行を図るという両者の目的が合致し覚書を結ぶこととなった。今後は、課題や支援ニーズを分担して聴取し、情報共有を図り支援連携を行い必要に応じて専門家の支援も仰ぎ、事業展開やビジネスチャンスの拡大につなげていく。
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