北九州商工会議所(福岡県)は10月12日、市内のリーガロイヤルホテル小倉にて「九州・山口 食の商談会in北九州」を開催した。同商談会は、販路拡大を目指す1次・2次産品生産者とバイヤーとのマッチングの場を提供するため、同所が平成23年から毎年1回開催しているものだ。
今回は、九州・山口の食品製造業者や生産者など92事業者とバイヤー141社が参加した。また、伴走型小規模事業者支援推進事業として予約型商談会を同時開催。台湾、関東、関西などからバイヤー14社を招聘(しょうへい)、北九州市内の事業者を中心に111商談を行った。
同所は商談会開催前に事前セミナーを行い、商談時には担当経営指導員が同席してバイヤーからのコメントや取引内容を事業者と一緒にヒアリングし、商談後のフォローアップ支援につなげるなど伴走型の販路開拓支援体制の構築を進めた。
当日は、カニや明太子、かまぼこなどの水産加工品から鶏肉、鶏卵、野菜、うどん、菓子まで多岐にわたって出品され、出展者とバイヤーらの熱心な商談が繰り広げられた。
同所によれば、若松みかんのリキュールや地元食材を使ったドレッシング、しょうゆなどが好評だったという。開催後のアンケートでも地元食材や北九州といった地域性をもっと打ち出してほしいと望む声も聞かれたようだ。
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