江連 忠のゴルフ講座 「パットで差をつける」12 のポイント Lesson 9 高速グリーンを苦手としないために

短く持てば、パターのエネルギーが小さくなって、小さな動きにも対応しやすくなる

高速グリーンは難しいと思う人は多いかもしれません。でも、大丈夫。特別な打ち方は必要ありません。グリーンが速くても遅くても、基本は同じ。常にカップを30~40㎝オーバーするタッチでラインを読み、一定のリズムと距離に合った振り幅でストロークし、芯で打てば良いのです。ただ、グリーンが速ければ速いほど基本に忠実なストロークと小さな動きが必要になってきます。

小さな動きをコントロールするのは意外と難しいもの。ではどうすれば良いのでしょうか? 一番簡単なのは、パターを短く持つことです。それだけで小さな動きに対応しやすくなります。ほかには、「クロスハンドグリップ」にするというのも、エネルギーの小さなストロークをするのには向いているでしょう。

これを踏まえた上で、小さなストロークで、しっかりインパクトする感覚を磨く練習をしてください。まず、イラストのようにボールに線を入れます。そして、パターを短く持ち、フローリングの床などで、この線がブレないようにストロークするのです。この基本のストロークを何度も練習し、体に覚えさせてください。

また、自分の基準となる距離と時間を知っておくことも大事です。例えば、通常の速さのグリーンで気持ちよく打ったとき、5m転がり、それにかかった時間が4秒だったとしたら、5mと4秒があなたの基準ということになります。朝の練習グリーンで同じ振り幅とタッチで打ってみて4秒で6m転がれば速い、4mだと遅いグリーンだと分かるはずです。

本番では、その転がる距離と時間をイメージしながら素振りをして、距離感をつくります。そうすれば、速いグリーンにも対応できるようになるはずです。

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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