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江連 忠のゴルフ講座 「パットで差をつける」12 のポイント Lesson 10 傾斜や芝目に負けない転がりを手に入れる

パッティング・ライン上のボールの先、10cmくらいの所にコインを置く。芯を外すとスキップが大きくなるのでコインに当たらない

パターにはだいたい4度くらいのロフト角がついています。ボールも芝に少し沈んでいるので、インパクトの直後、ボールは少し浮いています。これを「スキップ」と呼びます。このスキップの距離が長いと、着地してからのボールの転がりが悪くなります。そのせいでカップまで届かなかったり、芝目に負けて余分に切れたりするので、どうしてもパッティングの精度は低くなるのです。

逆にスキップの距離が短いと、ボールは横滑りするように動きだし、早い段階で順回転がかかります。こういうパットは、傾斜や芝目に負けない強い転がりをしているので、カップに入る確率も高くなります。プロが打つボールが止まりそうで止まらずに転がっていくのは、こうしたパッティングをしているからです。

では、どうしたらスキップの少ないパッティングを手に入れられるのでしょうか? ここで紹介する「コイン当て」の練習をすることが早道になります。ライン上のボールの先、10㎝くらいのところにコインを1枚置いてください。硬貨ならなんでも構いません。その上で、7mほどの距離が出るようにパッティングしてみてください。コインにボールが「カツッ」と当たった人はスキップが少ないので問題ありません。ボールが、コインの上を通り抜け転がっていってしまった人は、スキップが多いと認識し、コインに当たるように練習して下さい。

なぜスキップが多くなるかというと、芯で打っていないからです。試しにティアップしてボールを打ってみてください。芯を外すとボールの落ち方、転がり方が変わるので分かりやすいと思います。また、打ち終わった後、残ったティペッグを見続けることが、ヘッドアップ防止にもつながるので一石二鳥です。

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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