岐阜商工会議所などでつくる実行委員会は11月20日、JR岐阜駅に隣接するじゅうろくプラザで「鮎菓子たべよー博・2016」を開催した。鮎菓子とは、鮎の形をしたカステラ生地に求肥(ぎゅうひ)が包み込まれた岐阜の銘菓。同イベントはこれを広め、新たな観光創出を図ることが目的だ。今年3月にはプレイベントも開催した。当日は、市内などの約30事業者が出店し、9000人を超える来場者でにぎわった。
今回は、新しい鮎菓子やパッケージデザインの創造を目指して「鮎菓子つくろーコンテスト」を実施。会場では受賞者の表彰式が行われ、レシピの部金賞の五平餅をイメージした「五平焼き鮎」は先着300人に試食がふるまわれた。
また、当日限定商品として「黄金の鮎菓子」を販売し注目を浴びた。これは、鮎菓子のあんに美濃加茂市特産の干し柿「堂上蜂屋柿(どうじょうはちやがき)」と白あんを使用、片面に金箔(きんぱく)で扇や市松模様をあしらった豪華な鮎菓子。市内の和菓子製造販売、緑水庵と各務原市の食用金箔メーカー、ツキオカフィルム製薬とのコラボレーションによるもので、同所が企画、要請して実現した。ほかにも菓子店と地元企業間のさまざまなコラボ商品を販売、「鮎菓子食べ放題カフェ」「鮎菓子づくり体験」などイベントも行われ大盛況となった。
同所は今回、地元高校に鮎菓子のポスターづくりを依頼するなど高校生とのコラボも実施、これも集客につながったという。同所は、「岐阜といえば鮎菓子という定番のお土産にしたい。今後もイベントを続けたい」と話している。
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