今月は駿河竹千筋細工(たけせんすじざいく)の技を生かしたミニランプをご紹介します。
静岡の竹細工が「竹千筋細工」と呼ばれる精巧な技法を用いるようになったのは、江戸時代といわれています。一般的な竹細工は平ひごを編んでつくりますが、「駿河竹千筋細工」は丸ひごを一本一本組み、作品を完成させます。明治6年にはウィーンで開催された万国博にも出品され、日本の特産物として高く評価されました。また、昭和51年に静岡県で初めて通産大臣から国の伝統的工芸品にも指定されています。
細いひごを均一の曲線にするのは大変難しく、熟練の技術が求められます。一人前の職人になるには5年から10年はかかるといわれています。
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