加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち
高岡御車山(みくるまやま)祭は高岡關野神社で毎年5月1日に行われる、富山県内で最も歴史のある山車(やま)祭りです。京都祇園祭などと並び、国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の双方に指定されています。当日は、金工、漆工の粋を集結した御車山と呼ばれる七基の山車が出そろい、土蔵づくりの伝統的な建造物が今も残る旧市街を、優雅な囃子(はやし)を引き連れ華やかに巡行します。
日本遺産に認定された高岡は〝加賀藩の台所〟とも呼ばれた町民文化の中心地でした。現在でもこの御車山祭をはじめ、まち割り、街道筋、伝統行事などに当時の隆盛の名残を見ることができます。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
高岡商工会議所 観光振興課 宮腰 恒
曹洞宗高岡山瑞龍寺は、加賀二代藩主・前田利長公の菩提を弔うために三代藩主・利常公によって建設されました。平成9(1997)年、山門、仏殿、法堂が国宝になりました。ぜひ江戸初期の禅宗寺院建築の素晴らしさを堪能してください。
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