高崎商工会議所(群馬県)は3月6、7日の2日間、JR東京駅の特設会場で「たかさき物産フェスタ」を開催した。同所が今年創立120周年を迎えることと、今まで上野駅が起点となっていたJR宇都宮線・高崎線・常磐線が、3月14日から「上野東京ライン」として東京駅まで乗り入れを開始したことを受け、高崎市を首都圏にPRしようと企画されたものだ。
当日は、同市に拠点を置く32社が出展。食品や特産品などを展示販売した。出展者は昨年12月に同所主催で開催した「販路開拓セミナー」に参加し、専門家やバイヤーからヒットの秘訣やパッケージデザインのポイントなどを学習。その後行われた商談会でもノウハウを習得し、当日に備えた。
さらに同所では、事前に百貨店のバイヤーなどに向けて「たかさきの逸品たち」と題した商品と取引条件などを記したパンフレットも作成。物産フェスタ当日は、会場で商談も行い、注文を獲得した業者もあった。
同所は、「東京駅で行う催事は県単位や複数市合同で実施することがほとんどで、単一会議所が行うことは珍しい。そのため不安要素も多くあったが、予想以上の盛況ぶりに手応えを感じた」と話し、次の開催に向けて意気込みを見せた。
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