本庄商工会議所(埼玉県)は、ご当地グルメ「はにぽんそーナンカレー」を開発し、2月1日から本庄市内で販売を開始した。同所の「はにぽんカレーソース研究会」が企画開発した同商品は、同市の「美人ネギ」やタンドリーチキン風味の唐揚げなど6種類の具材とカレーをナンで挟み込んだもので、地元企業である高橋ソースのウスターソースが隠し味としておいしさを引き立たせている。本庄ブランドとしての定着を目指す。
同商品の開発は、ゆるキャラグランプリ2016で同市のキャラクター「はにぽん」が準グランプリを獲得したことをきっかけとして始まった。はにぽんと関連付けた商品を販売することで、同市を全国にPRすることが目的。また、農商工連携事業として、地元の農産物を商品に使用し、異業種間の連携を深めることも目指す。
商品開発に当たり、はにぽんカレーソース研究会の委員として地元企業の経営者など16人が就任。昨年2月に商品開発を始め、試食会などを経て商品化にこぎつけた。テストマーケティングの一環として今年1月に同所の賀詞交歓会で提供したところ、用意された200食がすぐになくなるほど好評だったという。
同商品は、老若男女に好まれる食材であるカレーを使用。また、ナンを使うことで、家庭ではつくれない特別感を演出した。商品名の「そーナン」は、本庄弁の「そーなん」(そうなのか、の意味)に由来している。現在は同市の「バタチキ本庄店」で提供されており、1個390円(税込)。テイクアウトも可能だ。
同市のキャラクターであるはにぽんは、市内の遺跡から発掘された「笑うハニワ」がモチーフ。同キャラクターのプロフィールでは、食べ歩きが趣味で、好きなものはカレー、本庄弁が得意となっており、同商品の特徴とリンクしている。
最新号を紙面で読める!