豊橋商工会議所(愛知県)は10月26日、同所で、会社の社歌をラップでつくる「社歌ラップ・ワークショップ」を初開催した。この試みは社歌をつくることで社員間のコミュニケーションの促進、企業理念の共有を図るなど中小企業の組織活性化につなげるのが狙い。そこでリズムに言葉を乗せていくラップは企業理念や企業の良さを伝えやすく、歌が苦手な人でも気軽に取り組めるという。SNSなどで発信すれば社外へ企業イメージや商品のアピールもできる。
当日は、ラッパーの晋平太氏を講師に迎え、薬品製造販売や情報誌編集など業種もさまざまな5社から男女7人が参加。講師から提供された楽曲に合わせて会社の魅力や社訓などを織り交ぜた歌詞をつくり、壇上に立って各社それぞれ成果を発表した。参加者からは、「ラップは初めてだが楽しかった」「短い言葉で伝えるのが勉強になった」との声が挙がった。「初めてでも皆上手にできて盛り上がった。社内の一体感づくりにぜひ活用してほしい。次回も検討したい」と同所は話している。
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