日商 Assist Biz

更新

伝えていきたい日本の技 「サンテックス」シリーズの器

撫菜花工藝(群馬県桐生市)

一点一点異なる古代土器のような武骨なデザインには、使う人の生活にちょっと楽しさが出るようにとの思いが込められています 撮影:加藤正博

今月は、独創的なデザインに目を奪われる、「サンテックス」の陶器をご紹介します。

サンテックスという名は、世界中で愛読されている童話『星の王子さま』の著者サン=テグジュペリの愛称に由来しています。このシリーズは、サン=テグジュペリから見た近未来というイメージを、同書に登場する〝呑(の)み助〟と重ね、酒飲みたちのための器としてデザインされました。黒土でつくられた器をベースに、凹凸やパーツを付けたり、歯車やねじ、のこぎりなど身近なもので模様を付けたり、銀粉を焼き付けて古色を出したりと、その制作過程も独特です。また、これらの不思議な装飾は、サン=テグジュペリが有能な飛行士でもあったことから、昔の飛行機のコックピットのような「よく分からないけれど機械的な雰囲気」を表しています。

撫菜花(なずな)工藝の古川真紀子さんは、どこを持とうか、どこに口をつけようか、そんなふうに毎日楽しめる作品を制作。一つ一つが唯一無二の逸品です。

次の記事

伝えていきたい日本の技 松山カバンのランドセル

松山製鞄

小学校に入学してから6年間、毎日たくさんの荷物を入れて背負うランドセルには大きな負荷が掛かります。また、体に合わないランドセルは子どもにも...

関連記事

伝えていきたい日本の技 旅行用トランク「タイムボイジャー トロリー」 無料会員限定

安達紙器工業

今月は、レトロなデザインが目を引く、バルカナイズド・ファイバー製のトランクをご紹介します。バルカナイズド・ファイバーとは紙の一種で、木材...

伝えていきたい日本の技 やきものアクセサリー

鈴研.陶業

今月は、美濃焼タイルの装飾技術を生かしてつくられた、モダンなアクセサリーをご紹介します。岐阜県南部は良質な陶土を産出し、陶器を焼く燃料の...

伝えていきたい日本の技 DAYBREAK

金箔押 山村 GOLDREAM

今月は、京都で培われた伝統技術・金箔押を革に施したブランド、GOLDREAM(GOLD+DREAM=『金箔の夢』の意)をご紹介します。金箔押とは、世界で最...