高知商工会議所は4月23日から2泊3日の日程で、入社3年目までの新人社員を対象とした、自衛隊での体験研修を実施した。研修には同所職員5人のほか、会員企業の新人社員など合わせて26人の男女が参加し、「社会人としての規律」「コミュニケーション力」などを学んだ。
期間中は、朝6時に起床。点呼、体操の後、5~6人で一組となり基礎教練や徒歩行進訓練、体力トレーニングなどを行った。ほとんどの訓練が「連帯責任を伴う集団行動」が基本となるため、誰か一人でも動きがそろわないと、全員でやり直し。自分が全体に与える影響を意識し、周りを見る力や規律の順守が求められた。
さらに、南海トラフ地震の津波の影響を想定し、災害時に役立つロープワークや天幕設営など実用的な技術も習得。会社だけでなく、地域にも貢献できる内容に参加者は熱心に取り組んだ。
研修に参加した同所職員は、「この研修を通じて協調性など多くのことを学んだ。今後の業務に生かして成果を上げていきたい」と話している。
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