名古屋商工会議所は11月5~8日、日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2014」を開催した。過去最大となる1315社が出展し、来場者も6万5975人と、過去最高を記録した。
第9回となった今回は、「交流が生み出す新たな飛躍~環境・安全・モノづくり」をテーマに実施した。昨年に比べて、モノづくり企業の出展が380社と74社増加。また、業種別出展者についても、製造業が423社と最も多く、これまで主となっていた完成品の出展だけでなく、機械・部品の加工といった技術分野の出展も、昨年から増えてきている。
メッセナゴヤは他の地域からの関心も高い。岐阜商工会議所をはじめ、岐阜県下の10商工会議所から66社が出展するなど、各商工会議所が地元の中小・小規模企業に呼び掛けて参加しているケースも見られる。また、九州からは、福岡・北九州・熊本・鹿児島の4都市が連携して初出展をするなど、販路拡大支援として、各地域もメッセナゴヤに注目している。
さらに、会期前後の商工会議所ならではのサポートも人気の一つだ。出展を成果に結び付けるため、効果的な展示方法や新規顧客の開拓戦略について専門家がコンサルティングを実施する個別相談のほか、会期直後のテレアポ実践講座、年間を通して営業力アップを目指す勉強会など、無料サポートメニューが充実している。
同所は、「年々、業種や業態、規模を越えて活発に交流が行えるメッセナゴヤへの期待が高まっている。今回は国内40都道府県、海外は16の国や地域から出展があった。今後も国内外問わず出展企業や来場者を招き、愛知に多くの企業や人を呼び込みたい」と話している。
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