大館商工会議所青年部(秋田県、大館YEG)は、大館市内の小中学生が、七夕にちなみ2000個の風船に願い事の短冊を付けて放つイベント「新型コロナウイルスを吹っ飛ばせ! バルーンリリース事業」を7月20日に開催した。
新型コロナウイルスの影響による学校行事の中止・縮小を受け、生徒たちが元気を取り戻すよう企画。市内17小学校の6年生と8中学校の3年生が参加した。
当日は、同YEG会員が各校で風船の準備を行った。天然素材の風船と紙ひも・短冊は、日光や水によって分解される。落下後は土に返るものを使用することで、環境には十分に配慮した。
市内の大館東中学校では、3年生132人が参加。生徒は好きな色の風船に短冊を付けて、より思いがこもった風船を手に握った。短冊には「早くコロナが収まって、みんなの笑顔が増えますように」などのメッセージを書いた。午後1時10分、学年代表の掛け声で、生徒たちの手から2000個の風船が一斉に青空へと舞った。色鮮やかな風船に、生徒たちからは自然と笑みがこぼれ、大きな歓声が沸き起こった。
同中学校の生徒は、「3年生全員が参加し楽しい思い出になった」「地域でこういう体験ができることがとてもうれしい」と笑顔で話した。
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