日本商工会議所は昨年11月から毎月第三金曜日を「日商PC検定の日」として、統一試験日に設定。同日を目標に学習を進め、日商PC検定試験の受験にチャレンジするよう呼び掛けている。
商工会議所のネット試験は、各試験会場が設定した日程で随時受験できることを〝売り〟の一つとして実施している。一方で、試験日が限定されていないために、潜在的な受験者が目標を立てづらく、「いつでも受験できる」ことが逆に受験に踏み切らせない要因になっているとの指摘があった。
このため日商は、随時試験に加えて統一試験日を設定し、学習者の受験計画に明確な目標を持たせることにより、確実な受験誘導につなげることにした。日商の担当者は、「毎月設定されている〝日商PC検定の日〟を活用してぜひ受験してほしい」と話している。
日商PC検定試験は、企業実務でIT(情報通信技術)を利活用する実践的な知識、スキルの習得に役立つとともに、ネット社会に対応した新たなビジネススキルの育成を図ることを目的に実施。試験は、主にビジネス文書の作成・取り扱いを問う「文書作成」と、業務データの取り扱いを中心に問う「データ活用」およびプレゼンテーション資料の作成・取扱いを問う「プレゼン資料作成」の三分野で行っている。
※統一試験を実施している会場などの詳細はホームページ(http://www.jcci.or.jp/jigyo/pcday.pdf)を参照
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