今号は、新たな食材の開発をきっかけに地元の有志が立ち上がり、地域活性化を図ろうとしている事例をご紹介します。
海産物に続く名物誕生
北海道小樽市は、道内有数の海産物がおいしい港町です。年間700万人の観光客が同市を訪れますが、その約7割が道内からで、海産物目当ての短時間型の観光が中心、というジレンマがありました。
そんな中、市内で建設業を営む松下敏彦さんは趣味のレース鳩の飼育にヒントを得て、「おいしい地鶏を育て、小樽の新たな名物にできないか」と、ブランド地鶏の開発を発案。比内地鶏など認定在来種3種を掛け合わせ、7年を掛けて「小樽地鶏」を誕生させました。
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