もらってうれしい大人の手土産 山陰浜田の魚でつくる新しいカマボコ「はまぼこ」

はまぼこ・手打ながてん各400円(税別)~ ※箱入りはプラス100円

若者の練り物離れが進んでいるそうだ。酒のさかなはもちろん、お茶請けにもご飯のおかずにもなる練り物は我が家の冷蔵庫の常備品だが、全国の生産量も年々減っているとは驚いた。そんな状況に一石を投じようと、水産のまち・浜田の蒲鉾店が昨年「はまぼこ」という名の新感覚のカマボコを売り出した。“浜田の魚を使ったカマボコ”だから“はまぼこ”。愛らしいネーミングだ。一見すると、大きさも形もウインナーソーセージのよう。いやはや、ソーセージと間違って買う人もいるかもしれないが、味は紛れもなくカマボコだ。

製造元は山本蒲鉾店。浜田市で明治26年から続く老舗だ。はまぼこは「洋風の水産加工品」「若者を中心とした全世代向け」「若者でも手頃に買えて食べられる」「オール浜田の材料」というコンセプトのもとに浜田市産業振興課、島根県立大学と共同開発したという。社長の山本智文さんは四代目。「メインは、『はまぼこ』と『手打ながてん』です。ながてんは包丁ですり身を練り、形成する昔ながらの方法で作っています」。時代にマッチした新作と伝統の味。相反するようだがどちらも注目の浜田の名物。水産のまち・浜田がかつてのように活気を取り戻す日も近いだろう。

Data

社名:山本蒲鉾店

所在地:島根県浜田市高田町61-1

電話:0855-22-0093

Information

完全受注生産のため要問合せ

https://yamamotokamaboko.on.omisenomikata.jp/

小林しのぶ 千葉県出身。いつも取材で世界中を飛び回っている行動派の旅行ジャーナリスト、フードアナリスト。食べた駅弁の数は5000食を超え、「駅弁の女王」とも呼ばれている。『ニッポン駅弁大全』(文藝春秋)など著書多数。
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