ゆかりのある自治体・団体が連携協定
東京商工会議所と埼玉県深谷市、東京都北区、公益財団法人渋沢栄一記念財団、深谷商工会議所(埼玉県)、ふかや市商工会(同)は8月27日、「渋沢栄一翁の顕彰に関する包括連携協定」を締結した。渋沢栄一翁は、1878(明治11)年に創立された東京商工会議所の初代会頭で、近代日本経済の基礎をつくり、「資本主義の父」と称される人物。2024年をめどに発行される新1万円札の肖像画に採用されることが決定している。
今回の6者による協定は、渋沢翁の出身地である深谷市や邸宅のあった北区などゆかりのある自治体・団体がそれぞれの特性を生かして連携し、地域社会の活性化、住民サービスの向上のための事業を推進することを目的としたもの。同協定により今後は「渋沢栄一の精神の普及啓発」「ドラマなどのメディア誘致」「渋沢栄一ゆかりの情報収集」などにおいて連携して取り組むとともに、産業振興、福祉、教育・文化、防災などについても連携し協力する。
メディア誘致については、2021年のNHK大河ドラマでの放映がすでに決定。6者はドラマを通じて、渋沢翁の「道徳経済合一説」などの思想が普及することを期待するとともに自らもさらに連携を強化し、啓発事業を展開していく。
最新号を紙面で読める!