上野商工会議所(三重県)は、新型コロナウイルスの影響により、「伊賀上野NINJAフェスタ」「お城のまわりライトアップ」「伊賀上野灯りの城下町」の三つのプロジェクトチームが今年限りで連携した「伊賀上野灯りと忍びの城下町」を10月10、11日に開催した。10日は台風の影響でほとんどのイベントが中止となったが、11日には新型コロナウイルスの終息を願って点灯式が行われ、上野天神宮が竹灯りで彩られた。
ライトアップイベントでは、和傘の灯りが中心市街地を彩り、城下町の街道沿いやまち中を行灯(あんどん)の灯りが照らした。
また、昼間に行われた忍者イベント「忍者LARP」では、物語の主人公の忍者となって活劇を体験し、子どもから大人までが楽しんだ。
さらに、エリアに設置された文字を集めるワードラリーや伊賀上野の城下町を写したフォトコンテストに参加すると、伊賀牛肉1万円相当が当たるなど、お楽しみ企画が盛りだくさんのイベントとなった。
来場者からは「いろいろなまち並みを楽しめた」「幻想的で美しく感動した」などの声が多く寄せられた。
同所の山崎茜音さんはイベントを終えて、「伊賀上野の灯りが多くの人の心に希望をともせるよう、感染防止対策を徹底しながら来年以降も本イベントを継続したい」と話す。
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