両毛五市商工会議所(桐生、太田、館林、佐野、足利商工会議所)は、2019年の台風19号による風水害を教訓に「自然災害に際しての広域連携支援に関する基本協定書」を取りまとめ、3月19日に足利市で開催した両毛五市商工会議所協議会で調印した。
5商工会議所では、かねてより共通する地域の諸問題解決に向け協議会を設置し、交流事業を展開中。協定書では、地域の商工業者や商工会議所が被災した場合の応援復旧、事業継続などの広域支援活動を迅速かつ円滑に遂行するために、各所に緊急連絡時の担当者を置いて情報を相互に伝達し、必要に応じて各商工会議所へ人的、物的、金銭的支援などを行う体制を整えることなどが盛り込まれた。
令和2年度に幹事を務めた足利商工会議所の相馬稔会頭は「行政は、災害の未然防止、人的支援などの役割があるが、商工会議所は事業の早期再開や継続を支援する役割がある。この協定が有効に機能していくことを望む」と期待を込める。
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