日商 Assist Biz

更新

伝えていきたい日本の技 旅行用トランク「タイムボイジャー トロリー」

安達紙器工業(あだちしきこうぎょう) (新潟県長岡市)

キャスターにスケートボードのタイヤまわり(トラック・ウィール)を応用するなど工夫が凝らされ、悪路でも滑らかに移動できます(撮影:加藤正博)

今月は、レトロなデザインが目を引く、バルカナイズド・ファイバー製のトランクをご紹介します。

バルカナイズド・ファイバーとは紙の一種で、木材パルプやコットンパルプからつくられた、硬く、耐久性・耐熱性の高い素材です。太平洋戦争の際に鉄や革の代替材料として着目されたことを機に、当時自由な商売が制限されていた呉服商から加工業へと業態転換を図り創業したのが、安達紙器工業の前身となる安達ファイバー加工所でした。

軽量で紙の温かみが感じられ、生分解性があるため自然にも優しいバルカナイズド・ファイバーは、主に衣装箱や米びつ、運搬ケースなど箱類に活用されてきました。箱づくりで長年培った技術を集約して開発されたのが、旅行用のトランクです。機能性にこだわったハンドメードのトランクは、取り回しがしやすく、旅の良き相棒となってくれます。

お問い合わせ

安達紙器工業

TEL:0258-24-2145

HP:http://www.adachishiki.co.jp/

※月刊石垣2021年6月号に掲載された記事です。

次の記事

伝えていきたい日本の技 臼杵焼の器

USUKIYAKI研究所

約200年前に途絶えた幻の焼き物を現代によみがえらせた臼杵(うすき)焼をご紹介します。臼杵では、臼杵藩の御用窯が江戸時代後期に開かれ、臼杵焼が...

前の記事

伝えていきたい日本の技 やきものアクセサリー

鈴研.陶業

今月は、美濃焼タイルの装飾技術を生かしてつくられた、モダンなアクセサリーをご紹介します。岐阜県南部は良質な陶土を産出し、陶器を焼く燃料の...

関連記事

伝えていきたい日本の技 籠染灯籠 無料会員限定

ハナブサデザイン

今月は、越谷市に伝わる藍染め技法の一つである籠染めの「型」を用いた灯籠をご紹介します。籠染めとは、筒状にした2本の真鍮(しんちゅう)製の型の...

伝えていきたい日本の技 廣島漆器『coro』

高山清

広島県の伝統工芸品である広島仏壇の技術に端を発する「廣島漆器」の酒器をご紹介します。廣島漆器は、広島仏壇の制作や修繕を行う漆塗り職人であ...

伝えていきたい日本の技 DAYBREAK

金箔押 山村 GOLDREAM

今月は、京都で培われた伝統技術・金箔押を革に施したブランド、GOLDREAM(GOLD+DREAM=『金箔の夢』の意)をご紹介します。金箔押とは、世界で最...