青梅商工会議所(東京都)は11月13日、市内の工場を一般公開する工場見学会「おうめオープンファクトリー2021」をリアルとオンラインで開催した。企業は自社の活動を紹介することで、従業員のプレゼンテーション能力や意欲向上につなげるとともに、参加者へものづくり事業のすばらしさ・楽しさを伝えることで、ものづくりのまちの発展を目指す。
オープンファクトリーは、市内の工場から生み出される商品や職人の技術などものづくりのメカニズムを体感できる1日限定の工場見学会。同所管内に工業団地が多く高度な技術を持った企業が多数存在することから、2019年から毎年実施している。普段は見ることのできないものづくりを見学できるとあって、子どもも大人も楽しめる人気の高いイベントだ。
今回は、リアル型10社、オンライン型7社の計17企業が参加する初のハイブリッド形式で開催。リアルで見学した参加者は、「加工作業」や「藍染めの絞り」など各企業の制作過程の一部を体験し、現場の熱や匂いなどを感じながら工場見学を満喫した。
オンラインの参加者は、事業者と画面越しで会話しながら、リアルでは近づけない近距離での加工状況を細部まで見学。参加者からは「家の近くにある工場でどんなものをつくっているのか、実際に見学できてよかった」「オンラインだが、あたかも現地見学しているかのような中継がされていて大変面白かった」などの声が寄せられた。
同所は、事業所の認知度向上、人材育成、アイデア創出、人材雇用など、ものづくり企業の発展を支援するとともに、地域コミュニティづくりにも貢献していく。
詳細は、https://www.omecci.jp/chance/market/ome_open_factory2021.htmlを参照。
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