日本商工会議所100周年を迎える2022年。いまだコロナ禍の収束を見ない中、時代はどう変わるのか。本紙コラム「石垣」執筆者に、今年の日本と世界の展望について聞いた。
人類はどこへ行こうとしているのか
宇津井 輝史/コラムニスト
神は死んだとニーチェが言ったのは19世紀である。この哲人はまた次の2世紀の間に人間は克服されるとも予言した。その時期を迎える現代、人類は生物としての制約から解放された超人を生み出そうとしている。
現代のテクノロジーが生み出そうとするポストヒューマン(超人)には2つの流れがある。一つはコンピュータ科学(人工知能技術)、もう一つは分子生物学(ゲノム編集技術)である。
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