大都市圏への販路開拓を支援
今治商工会議所は昨年12月1〜14日、東京都文京区のクイーンズ伊勢丹小石川店で「愛媛県今治市逸品フェア〜タオルと造船の街・今治〜」を開催した。同事業は今治市内の8事業者20商品のテスト販売で、小規模事業者の大都市圏への販路開拓支援の一環。昨年8月に実施した「大都市圏への販路開拓選考会」参加者の中から5社を選定し、9月から10月にかけて、専門家を交え各社の商品を大都市圏で売れるデザインにブラッシュアップ、昨年度支援した3社の商品と共に販売した。
期間中は、試食を提供して消費者にアピール。アンケートも実施し、その結果を今後の商品改良に役立てる。
また、12月3日と4日には、都内のバイヤーに同行商談営業を実施。事業者、販路開拓コンサルタントと同所の3者がバイヤーを訪問し、2018年度支援対象5社の12商品を売り込んだ。このうち7商品について取引の依頼があり、「今治伯方れもんケーキ」「鯛みそ」など6商品が19年1月から日本百貨店町田店で販売開始された。2月14~20日にはクイーンズ伊勢丹全15店で「瀬戸内フェア」が開催され、3商品が販売される。
同所は「予想以上に成果があった。今後も常時販売への交渉を続けていく」と、販路開拓を目指し、さらなる支援に取り組んでいく。
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