創業6事業者が挑戦
生駒商工会議所は、9月1日から12月末日まで、創業者支援事業の一環として、アンテナショップ「おちやせん」で創業者の商品をテスト販売する「チャレンジ商品事業」を実施している。出店できるのは生駒市内で創業予定または創業後5年以内の事業者で、売り上げや商品に対する消費者の意見・感想などのデータが得られるほか、市の広報誌・チラシで紹介されるなどのメリットがある。
同事業は昨年スタートし、今回が2回目。カフェ、フラワーアレンジメント、ペット用品、菓子製造販売など6事業者が参加し、事前にマーケティングの専門家、帝塚山大学・菅万希子教授の講義と個別のレクチャーを受けた後、9~10月と11~12月の2期に分かれて出店した。店頭では来店者のヒアリングや購入者アンケートを実施。テスト販売終了後の来年1月には、菅教授を交えて報告会を予定しており、購入者アンケートを基に各事業者の課題を検証していく。
テスト販売を終了した事業者からは、「事前の講義や来店客の声から多くのヒントを得た。今後の参考にしたい」などの声が上がっている。アンテナショップでの継続販売を決めた事業者もあるという。「テスト販売中、各事業者が来店者の意見を聞いて展示方法を変えたり商品に解説をつけたりと効果的なアピール方法を工夫していた。商品や売り方を考えるよい機会になったのでは」と同所は話す。今後も、個々の事業者に合わせた支援を続けていく。
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