東京大空襲の体験から技術者目線で経済発展に努めた昭和財界のリーダー
16代会頭の稲葉興作は、1946年に石川島芝浦タービン(後の石川島播磨重工業)に入社。83年に同社社長に就任し、技術者の発想でバブル崩壊後の不安定な時代を支えました。東京大空襲を体験した稲葉は、「人のする事、世の中の動きは思っている通りにはいかないもので、何事かにこだわりを持つべきではない」(本誌97年4月号「私を支えたひとこと」より)と語っています。
造船業に端を発した石川島播磨重工業は、陸上機械から航空・宇宙産業などに事業を拡大し、2007年にIHIと名称を変更。アイミューズでは、こうしたIHIの軌跡を展示しています。
IHIものづくり館 アイミューズ(i-muse) HPはこちら ▶ https://www.ihi.co.jp/i-muse/
商工会議所の地球環境問題への対応
商工会議所では、2008年に「環境行動計画」を策定して以来、中小企業の自主的な環境対策への支援や、地域が主体となった環境対策を支援しています。エネルギー・環境問題に関心を持つ事業者による地球温暖化対策への取り組みを支援するため「日商エネルギー・環境ナビ」を開設。自社のCO2排出量を算出できる「CO2チェックシート」などを紹介しています。
最新号を紙面で読める!