酒田商工会議所(山形県)の加藤聡会頭は、11月8日に開催された酒田市教育委員会と高崎商科大学、一般社団法人日本商業教育振興会が締結した「会計教育連携に係る協定書」の締結式に同席し、3者の取り組みに協力・支援していく考えを示した。
協定は、中学生が会計を学ぶことにより、経済や金融の仕組みを理解するとともに、自分らしく地域社会に貢献したいという夢と希望を実現することが目的。具体的には、「中学生でも学習可能な会計を学べる機会の提供」「会計を通じて人間力を育み、自分らしく地域社会で貢献できる人財となるための修学環境の整備」などの4項目が含まれている。
締結式には、協定を結んだ3者と加藤会頭のほか、取り組みを支援する県立酒田光陵高等学校、日本商工会議所の代表者らも出席。日商は、「日商簿記初級」の模擬試験を無償で提供し、同所は、酒田光陵高校を同試験のネット試験会場として登録することで市内中学生の受験機会を確保するなど、会計教育促進を目指して連携して支援していく。
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