真岡木綿工房
栃木県真岡市にある「真岡木綿工房」はこのほど、「真岡木綿草木染見本帖」で公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)による2022年度グッドデザイン賞を受賞した。
真岡商工会議所が運営する同工房は、昭和初期に途絶えた「真岡木綿」を1986年に復興し、綿栽培から機織りまで地場で行う生産システムを再構築。受賞した見本帖は、木綿の糸を草や木の枝・葉、実などから抽出された色で染めて商品化したもので、クマザサやセイヨウアカネなど45種類の材料を3種類の媒染材で繊維に定着させ、縦21㎝横8.5㎝のカードに並べて添付し、上下巻に収納した。審査委員からは、「糸をアーカイブしたカードは美しい」とそのルックスも高く評価されている。
「グッドデザイン賞を受賞後、『ふきの葉草木染 着尺反物』が2022年度全国伝統的工芸品公募展にも入選し、真岡木綿の染と織りの技術に高い評価を得たことを工房一同大変誇りに感じています。ぜひ、人と環境に優しい真岡木綿を感じてみませんか」と織姫(おりこ)代表の花井恵子さんは語る。
HPはこちら ▶ https://www.mokamomenkobo.com/
お問い合わせ
真岡木綿工房
所在地 : 栃木県真岡市荒町2162-1 真岡木綿会館内
電話 : 0285-83-2560
最新号を紙面で読める!