日本商工会議所(小林健会頭)は、このほど「日商ビジネス英語検定」をリニューアルし、本年度から、スピーキング、リスニングの問題を導入するなど、ビジネス現場で必要とされる「即答力を重視した新たな形式・内容で施行します。本年10月15日(日)の本番試験に先立ち、実際の試験に準じた形で試験内容を体験できる「第2回公開プレテスト」を7月30日(日)に実施します。
本プレテストは、学生等のビジネス英語学習者およびビジネス現場で英語を使用する就業者等に対して、新しい試験方式の周知を図るとともに、無料で自宅等のPCで手軽に事前体験することで、「実際のビジネスシーンではどのような英語力が求められるのか」「自身の現在の英語レベルはどの程度であるか」などを確認し、ビジネス英語の学習に役立てていただくことを目的としています。
第2回公開プレテスト(無料)について
1.実施日:2023年7月30日(日)(※受験する時間帯は申込時に複数の時間帯から一つ選択)
2.申込受付期間:2023年7月18日(火)14時~25日(火)正午
3.定員:120名(申込受付期間内であっても定員に達した時点で受付を締め切る場合があります)
4.申込方法:受験するご本人が、商工会議所検定ホームページ「日商ビジネス英語検定」(https://www.kentei.ne.jp/english)のページからお申し込みください。
5.試験方式等:別掲の本番試験に準じた形(IBT方式※【別掲1】参照)で実施します。
■出題形式:スピーキング、リスニング(択一式)、リーディング(択一式)
出題数60問 解答時間約30分
■試験結果:後日、スコアレポート(非公式)をサイト上で確認可能
6.留意事項:受験に必要な環境整備(インターネット回線、必要機器等)に係る費用は、受験者ご自身の負担となります。
【ご参考】第1回公開プレテストの結果について
〇第1回公開プレテストは2023年3月21日(火・祝)に実施しました。約100名に受験いただき、その6割超が20~40歳代の就業者でした。
〇プレテストを受験した方からは「(ビジネスシーンで)実際に使えそうな表現が多く、学びが多かった」「自己啓発の勉強から始め、ゆくゆくは社内で必要な資格の一つとしていきたい」などの声が寄せられています。
サンプル問題など試験に関する情報を順次公開しています
サンプル問題など学習のための情報提供をはじめ、試験に関する情報を「日商ビジネス英語検定」のページ(https://www.kentei.ne.jp/english)にて順次公開しています。
【別掲1】「日商ビジネス英語検定」※本番試験の内容
■主な対象:英語によるビジネスコミュニケーションの基礎的な能力を身につけたい学生から
国際ビジネスの第一線で活躍する社会人まで広く活用いただくことを想定
■試験方式:インターネット経由で試験を行うIBT(Internet Based Testing)方式
受験者が所有するパソコンやタブレットを使用した自宅等での受験
■出題形式:スピーキング、リスニング(択一式)、リーディング(択一式)
出題数60問 試験時間30分
■判定方法:得点でレベルを判定
■受 験 料:6,600円(税込)
■試 験 日:2023年度の試験施行日は2023年10月15日(日)および2024年2月4日(日)の2回。
※各回の受験申込期間・申込方法、試験実施時刻等については、おって公表します。
■主 催:日本商工会議所・各地商工会議所
【別掲2】「日商ビジネス英語検定」のリニューアルについて (https://www.kentei.ne.jp/38815)
<英語のビジネスコミュニケーションにおける課題>
ビジネスで英語を使うことのある社会人からは、「英語のプレゼン資料は、時間はかかったとしても何とか作れるし、会議でも予め用意したメモを英語で読み上げることはできる。しかし、相手の話をその場で理解して即答することが難しい」「英語での日常会話や仕事でそれほど困ることはないが、相手との距離を縮めるスモールトークが苦手である」などの声が聞かれます。
<新しい形式の英語試験に期待>
こうした力を身につける手段として、「ビジネスシーンで必要とされる英語力を測定・認定する試験があれば活用したい」「会議、旅行などではなく、交渉など複雑な場面設定の試験があれば挑戦したい」などの声が寄せられています。また、そのような試験を「会場に出向かず自宅などで受験できる」ことが求められるようになっています。
<「即答力」を重視した内容に移行>
従来の「日商ビジネス英語検定」では、主に貿易書類や英文レター等の定型に沿って「書く力」を重視してきましたが、ニーズの変化を踏まえ、リニューアル後は「即答力」を重視した試験とし、新たにスピーキングとリスニングの問題を導入することとしました。また、受験者の英語力やその伸長度を把握しやすくするため、級別に合否を判定する方式から、得点でレベル判定をする方式に移行します。加えて、自宅等のパソコンで受験できるIBT(Internet Based Testing)方式を、日本商工会議所が主催する検定試験では初めて採用します。
商工会議所検定ホームページ https://www.kentei.ne.jp
【本件担当】
日本商工会議所 事業部
お問い合わせフォーム https://www.jcci.or.jp/post-331.html
記事提供: 日本商工会議所
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