大船渡商工会議所(岩手県)などは6~8日の3日間、東京・有楽町駅前広場で、「いわて・三陸けせん希望ストリート2018 展示即売会in有楽町」を開催した。同展示即売会は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた気仙地域(大船渡市・陸前高田市・住田町)の経済復興、事業者の販路拡大を目指すもので、7回目の今回は32社が出店。ホタテ、ウニなどの海産物や加工食品、地酒、菓子など特産品300品目を販売し、連日多くの人でにぎわった。
会場では、「震災語り部」が映像を使いながら震災や被災地の現状を伝える特別講演を実施。また大船渡市の「おおふなトン」、陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」、住田町の「すみっこ」など各地のマスコットキャラクターが気仙地域をPRした。
今回は、直火炊き引きあめのメーカーや漁具製造技術を生かして草取り鎌をつくる鉄工所など4社が初出展。新商品や限定品も多数そろい、展示即売会の売り上げは過去最高を記録したという。
同所はこの後、11月14日に地元大船渡市で近県のバイヤーを対象とした商談会も開催。気仙地域の事業者の販路拡大をさまざまな形で支援していく。
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