各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
鹿屋商工会議所は、地元のラーメン店が新開発した油そば「ねぎらう麺」をはじめ、特産のサツマイモを使ったスナックや、新たな健康食品として注目されつつある「モリンガ」のパウダーなどを紹介した。
ねぎらう麺を出品したのは鹿屋市で20年続くラーメン店「ねぎらーめん」。太麺タイプの生麺3食分と鹿児島独特の甘めのしょうゆを使った専用だれのセットを販売した。ゆでた麺にたれをからめるだけと調理は簡単。ラー油や酢を加えてもおいしい。商品名には頑張る人をねぎらうとの意味が込められている。
「芋かりんとう」と「おいもでちっぷす」は、芋菓子製造販売、おいもやの人気商品だ。焼酎の原料にもなる鹿児島県産の「黄金千貫」を大釜でじっくりと揚げた芋かりんとうは自然な甘さ、「紅はるか」を皮付きのままスライスしたおいもでちっぷすはあっさりとした塩味に仕上げている。
「モリンガパウダー」は、北インド原産の植物で食物繊維やポリフェノールなど90種類以上の栄養素を含むといわれるモリンガの葉を粉末にしたもの。市内のワダツミ農園が化学農薬を使わず栽培したモリンガの葉を手摘みで収穫するなど丁寧に製造している。水やお湯に溶かして飲むほか、菓子や料理にも活用できる。 ブースでは全商品の試飲・試食を実施し、来店客にアピールした。
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