出水商工会議所(鹿児島県)は東京・霞が関ビルで10月26日、鶴の町商工会(同県出水市)と共に地域ブランドなどの物産品を販売する「いずみマルシェ」を開催した。ロビー階に構えたブースでは、休憩時間や出退勤時に行き交う人たちが熱心にスタッフの説明に耳を傾け、商品を手に取る様子が見られた。
鹿児島市から北北西へ約80キロメートル。国の天然記念物に指定された鶴の渡来地としても知られる出水市は、八代海に面して扇状地が広がる豊かな自然に恵まれた地域。オリジナルの物産品を紹介する同イベントは今年で3回目の開催となり、都内で郷土の味を入手できるとあって楽しみにしているリピーターも多いという。
今回は、2018年「かごしまの新特産品コンクール」で鹿児島県観光連盟会長賞を受賞したフランス菓子「桜島ロシェ」や、お湯をかけると手軽に豆乳ができる「豆乳deパウダー」、焼きえびを使った粉末だし「ABCo(えびこ)」、歯ごたえのある豚肉入り「ゴロっとあぶり黒豚みそ」など、新感覚の商品も多数登場。出水ブランド「いずみさん」認定みかんドレッシングやお茶、郷土菓子まで、同市らしい商品が並び好評を得た。
同所担当者は「たくさんの人に鹿児島、出水の魅力を知っていただけるようにアピールしていきたい」と話し、来年も同様のイベントを開催する予定だ。
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