佐賀商工会議所、佐賀市北商工会、佐賀市南商工会は1月25日、「佐賀市の子どもを見守る会発足式」を開催した。見守る会は、市が取り組む子どもの見守り活動を地域全体に広げるための組織。具体的には、ICTを活用した見守りサービスを展開する企業「otta(オッタ)」が開発した「見守り端末」の市内小学生への無償提供、サービスの周知、端末や機器設置の費用支援などに協力していく。
サービスは、お守り形の端末を携帯した子どもが、通学路の主要なポイントに設置した基地局を通過すると位置情報を記録できるほか、スマートフォンアプリ「見守り人」を持っている人とすれ違った場所も保護者に伝わる仕組み。見守る会の会長に就任した同所の陣内芳博会頭は、「見守り体制の整備が急務となっているが、近年、防犯ボランティアの高齢化などにより担い手が不足している。地域全体で見守るまちづくりを実現するため、佐賀市を網羅する経済3団体で、事業に対する協賛活動を支援する組織である『佐賀市の子どもを見守る会』を今ここに設立する」と宣言した。
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