大曲商工会議所(秋田県)と大仙市は4月27日、同市大曲雄物(おもの)川河畔の「大曲の花火」公園で、「大曲の花火―春の章―」を開催した。今回で7回目となる同大会は「新作花火コレクション2024・世界の花火 日本の花火」をテーマに、世界各地から花火師たちが参加。全国から選ばれた18人の若手花火師と地元花火業者5社によるおよそ8千発の花火が夜空を飾った。大会の最後には米国の花火業者Rozzi inc.演出による打ち上げが行われ、観客の目をくぎ付けにした。
大曲の花火大会は1910年から110年以上続く大仙市の伝統行事で、内閣総理大臣賞などが供与されている日本最高峰の花火競技大会。さらに、近年では交流人口の拡大、地域経済活性化と美しい花火の魅力をより味わってもらうため、夏の全国花火競技大会の他、「春の章」「秋の章」と季節ごとに異なるテーマで実施されている。
中でも2016年より開催されている「春の章」は、国際性豊かで、世界の花火と日本の伝統的な花火とのコラボレーションが楽しめる。「春の章」では、これまで8カ国11社が参加し、花火の美しさが競われてきた。また、昨年の第6回大会より、将来を担う若手花火師の育成・技術の向上および花火文化の振興を目的とした「新作花火コレクション」をプログラムに組み込み、より多彩な花火が打ち上げられている。
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