日本人の国民病とも言われる腰痛。厚生労働省の調査(2022年度)によると、「日本人が症状を自覚している病気やケガ」で、男性・女性ともに1位にランクインしています。
腰痛には大きく分けて急性腰痛と慢性腰痛があります。急性腰痛はいわゆるギックリ腰で、物を持ち上げたり、ひねったりしたときに突然痛みが生じ、動けなくなります。一方、慢性腰痛は急性ほど強烈な痛みではないものの、腰全体に痛みや下肢のしびれ、可動域制限などの症状が3カ月以上続きます。
慢性腰痛の原因として、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症、変形性脊椎症、骨粗しょう症、腰椎すべり症、筋肉疲労などが挙げられますが、原因不明の場合もあります。また、ストレスが関与していることもあります。
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