展示会出展で企業の販路拡大図る
浜松商工会議所(静岡県)は7月24~26日、東京ビッグサイトで開催された「第2回部品加工技術展」に浜松市ブースとして市内企業と共同出展を行った。同展示会は、メカトロニクス、エレクトロニクスとそれに関連するモーター技術、電源システムなど14の専門領域の最新技術を紹介する見本市「テクノフロンティア2024」の一環として開催され、加工技術についてナノレベルの精度、新素材への対応を可能にする高度な要素技術、工期短縮やコストダウンなどを可能にする生産技術などを紹介した。
浜松地域は製造業事業所の割合が高く、世界的メーカーが複数生まれた歴史があるものづくり企業の集積地。同所は展示会参加を通して、同地域のものづくり企業の製品や技術力をPRし、商談につなげる場を提供するとともに販路開拓を行い、同地域の知名度の向上、将来的な人材の呼び込みなどにつなげるために出展を企画した。
同市の専用ブースを設け、出展した会員企業8社が3Dプリンターによる造形、複雑な形状に対応する金属加工や表面処理など自社の最新技術をプレゼンし、同市の製造業における技術力とノウハウをPRした。その結果、開催期間3日間での商談件数は600件に上った。その後も試作依頼などが寄せられ、取引成立に至った案件も生まれている。また、ブースでは、同所が取り組む新産業参入支援事業「浜松地域新産業創出会議」の紹介、地域ブランド「やらまいか」認定商品の展示による同市特産品のPRのほか、同市への移住や就職先相談の窓口も設けた。
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