四日市商工会議所(三重県、小川謙会頭・日本トランスシティ)は5月16日、地元事業者による農林水産物などの輸出促進に向け、東海農政局との連携協定を締結した。
連携を通じて地元事業者に対し、国の輸出促進施策などの情報提供によって、輸出業務への参入を促し、輸出開始後は引き続き輸出量拡大を実現するための支援に努める。支援に際して、輸出商社などと連携し、海外における農林水産物・食品の需要の把握に努め、取引先やパートナーとなりうる企業と当該事業者とのマッチングによる輸出拡大への支援も行う。
なお、同所は2023年12月、国内の商工会議所としては初めて、農林水産省からの輸出事業計画認定を受けるなど、東海農政局の支援の下、地域の農林水産物などの輸出促進に取り組んでおり、協定の締結により支援体制の持続的・発展的な強化を図る。
小川会頭は、連携協定締結式において、「今後、地域企業や生産者が海外市場にチャレンジしやすくなるよう、また、当地域の農林水産物や加工食品などの輸出拡大につながるよう、官民連携による各種支援内容の充実を図り、輸出支援を通じた地域経済の発展に貢献することを目指したい」と述べた。
記事提供: 日本商工会議所