平田商工会議所(島根県)に事務局を置く雲州平田まちあそび実行委員会は10月20日、小学生がふろしきに商品を並べて売る「こどもふろしき市~1日こども店長になろう!」を出雲市役所平田行政センターで開催した。
この日は平田の各エリアでグルメイベントや事務いす耐久レースなどさまざまなイベントを展開する「雲州平田まちあそび」が開催されており、同事業もその一環。販売体験を通じ、子どもの〝物を大切する心〟を育み、お客とのコミュニケーションや店の運営を学ぶことを目的に2017年から毎年実施している。3回目の今回は、小学生30人が参加し、14店舗が軒を並べた。
販売したのは使わなくなった玩具や本、漫画、文房具、洋服など。食品は販売できないが、似顔絵描きや肩たたきなどの特技は販売可能だ。子どもたちは広げた布やレジャーシートにそれぞれ工夫して商品を並べ、値札を付けて販売した。
近くで「ふれあい動物園」が開催されたこともあり、こどもふろしき市には約千人が来場。これが3回目の参加という子どもは「昨年より売り上げが伸びた。来年も参加したい」と笑顔で話した。ふろしき市の売上金の一部は〝社会貢献活動の体験〟として出雲市に寄付される。
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