青梅商工会議所(東京都)は2019年4月から、青梅・奥多摩地域にサイクリング愛好者(サイクリスト)を呼び込み、地域活性化を図る「サイクルオアシスによる小規模事業者活性化事業」を実施している。近年、同地域を訪れるサイクリストは増加傾向にあるため、休憩場所の提供や情報発信を行うことで、サイクリングを楽しみながら飲食などに地域内の店舗を利用してもらうのが狙いだ。
同所はサイクルショップや賛同する飲食店などと共に「青梅・奥多摩を自転車で盛り上げる会」を立ち上げ、店の顧客増や魅力向上、サイクリングを楽しめるまちとしての知名度向上を目指す。
取り組みの一つは、サイクリストのための休憩場所「サイクルオアシス」の設置だ。地域の63店が参加し、「サイクリストにやさしいオアシス」ののぼり旗を立ててサイクリストを歓迎している。
また自転車関連事業者らが中心となってサイクリングのモデルコースづくりやモニターツアーを実施しており、今後はこれらの情報を基に同所がサイクリングマップやPR動画を作成、3月末には専用ウェブサイトを開設する予定だ。いずれは隣接する地域と広域で連携し、サイクリストを呼び込むことも検討している。
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