日本政策金融公庫(日本公庫)は7月14日、「中東情勢の悪化による中小企業への影響に関する調査」(「中小企業景況調査」2026年6月付帯調査)の結果を公表した。同調査は6月中旬に、三大都市圏(首都圏、中京圏、近畿圏)の同公庫取引先900社を対象に実施したもので、499社より回答を得た(回答率55.4%)。
調査結果によると、中東情勢の悪化による仕入れへの影響について、「プラスの影響」と回答した企業割合は0.2%、「マイナスの影響」は82.1%、「どちらともいえない」は17.7%だった。「マイナスの影響」と回答した企業割合を最終需要分野別に見ると、「衣生活関連」(92.9%)が最も高く、次いで「電機・電子関連」(87.0%)、「食生活関連」(86.4%)の順となった。
売り上げへの影響については「プラスの影響」が1.3%、「マイナスの影響」が58.8%、「どちらともいえない」が40.0%。売り上げの減少幅は「10%以下」(39.9%)が最も高かった。
価格転嫁の割合を見ると、「転嫁できていない」と回答した企業割合が45.6%と最も高く、次いで「20%以下」(22.8%)となった。最終需要分野別に見ると、「転嫁できていない」とする企業割合は「食生活関連」(57.4%)、「乗用車関連」(55.3%)で高くなっている。
中東情勢の悪化による具体的な影響は、「仕入れ先による価格の引き上げ」(56.9%)、「原油を原材料(ナフサなど)とする資材の調達難」(49.4%)、「電気料金や燃料費の増加」(33.7%)が上位だった。
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