観音寺商工会議所(香川県)は7月1日、観音寺第一高校、観音寺総合高校と生徒のシビックプライド醸成に向けた連携協定を締結した。高校生が地域産業や地元企業について実践的・体験的に学ぶ機会を広げる。主な連携内容として①高校生のための職場体験ツアーの実施②日商簿記3級講座の学生割引③商工会議所主催講座への高校生無料参加④夏休み期間中の学習スペース開放⑤探究学習への協力⑥インターンシップや企業訪問への協力――の6項目について連携することが盛り込まれている。
観音寺市のある西讃(せいさん)地域では多くの企業が人材確保を課題とする一方、高校生が地域企業の仕事内容や魅力を知る機会が十分とはいえない状況がある。高校生の時から地域とつながる機会を増やし、地元で働くことや地域に関わることを考えるきっかけをつくろうと今回の協定締結に至った。同所は今後、学校と企業をつなぐハブとして地域産業の担い手を育てていく。
締結式で同所の藤田尚靖会頭は「若者の地域離れは、地方にとって大きな課題。高校生が進学や就職を機に地元を離れる前に、地域の企業や仕事、人の魅力を知ってもらい、将来、地元に帰ってくるきっかけをつくりたいと考えている。本取り組みを通じて、高校生の地域への愛着や誇り、いわゆるシビックプライドを育み、進学や就職後も将来の選択肢の一つとして観音寺市が心に残り続けることを期待している」と述べた。
